ソフトバンクは2018年1月15日、2018年版の学割「学割先生」を発表した。2017年秋に開始した「事実上無制限」(榛葉淳副社長)といえる月間データ容量が50ギガバイト(GB)の「ウルトラギガモンスター」を含むプランを1年間月額3980円から利用できるというものだ。
高い月額3980円のハードル
具体的な料金の仕組みはこうだ。本来の利用料金は通話定額の「スマ放題ライト」(2000円)とウルトラギガモンスター(7000円)を合わせて月額9000円だ。ここから、自宅にソフトバンク光を契約しているユーザーは1000円引き、「みんな家族割」が最大2000円引きで月額6000円となる。ここまでは学割に関係なく、これまでも提供されていた割引プランだ。
今回の学割では、さらに月額1020円を割引き、一緒に家族プランを組む相手も新規に申し込めば追加で月額1000円を割り引く。これらすべてを組み合わせれば月額3980円となる計算だ。
逆に、この全条件を満たさないと月額3980円にはならない。例えば、自宅でソフトバンク光を利用していなかったり、一緒に申し込める家族がいない場合は、ここまでは安くならない。また、学割の1020円引きと家族新規特典が適用されるのは1年間限定で、2年目以降は学割を適用しない倍の月額6000円以上となってしまう点も注意が必要だ。
学割先生の対象ユーザーは昨年までと同様、25歳以下のユーザー。今年からは「生徒と同じ環境で使ってもらいたい」(榛葉氏)と教員も申し込めるようにした。公立学校共済組合組合員証もしくは私立学校教職員共済加入者証を所有している教員が対象となる。キャンペーン実施期間は1月17日(水)~5月31日(木)。
iPhone 8でもデビュー割
また、スマホデビュー割の対象機種として、新たにiPhone 8/8 Plusを追加することも合わせて発表した。スマホデビュー割は、新規や機種変更でスマホを初めて利用するユーザーを対象としたキャンペーンで、次の機種変更まで月額1980円(自宅でソフトバンク光を契約していて月間1GBを利用するプランの場合)で利用できるというものだ。
このスマホデビュー割を利用するには、対象機種が指定されていた。これまでは、iPhoneはiPhone SE(32GBモデル)に限定されていた。だが、「最新iPhoneを使いたいという声が大きい」(榛葉氏)ことから、2017年10月に発売したばかりのiPhone 8/8 Plusも対象機種に追加した。なお、「iPhone Xはウルトラギガモンスター向け」(榛葉氏)で考えているとして対象機種には含まれなかった。