IT関連サービスを手掛けるMAYA SYSTEM(東京・新宿)は2018年1月12日、民事再生法の適用を申請したプラスワン・マーケティングからFREETELブランドのスマートフォン事業を譲り受け、2018年2月に新製品2~3機種を投入する方針を明らかにした。詳細は今月内に改めて発表する。

「FREETEL」のホームページで新製品の投入を予告中
「FREETEL」のホームページで新製品の投入を予告中
出所:MAYA SYSTEM
[画像のクリックで拡大表示]

 MAYA SYSTEMが1日9日付でプラスワン・マーケティングから譲渡を受けたのは、端末の設計やサポート事業など。従業員も40人程度を引き取る予定で、譲渡額は非公開。

 2018年2月に発売を予定する新製品についてはプラスワン・マーケティングが事業譲渡前に設計を終えていた製品であり、プラスワン・マーケティング子会社のプラスワン・グローバルが製造を手掛ける。独自店舗は事業譲渡の対象に入っておらず、MAYA SYSTEMは家電量販店や販売代理店、MVNO(仮想移動体通信事業者)、同社Webサイトなどを通じて販売する予定である。

 既存ユーザーに対するサポートは2018年1月15日に再開する。ただ、サポート対象となる潜在顧客は30万人規模に及び、人員強化も必要なため、「安定運用まで1カ月程度はかかる。まずはサポートの立て直しに注力する」(MAYA SYSTEM幹部)。さらに将来は「東南アジアやアフリカを中心に海外展開を強化していく」(同)としている。