さくらインターネットは2017年1月12日、同社のHPC基盤提供サービス「高火力コンピューティング基盤」が、産業技術総合研究所と、材料系の民間企業16社からなる先端素材高速開発技術研究組合(Hi-Mat)が共同運営するスパコンとして採用されたと発表した。受注金額は5年間契約で約21億円。2017年4月1日から提供を始める。

 提供するシステムの規模は1024ノード(サーバー台数)、CPUコア数は計3万2768コア。理論演算性能の合計は1.153ペタFLOPS(1秒当たりの浮動小数点演算回数)である。

 システムはさくらインターネットの石狩データセンターに設置し、ホスティングサービスとして提供する。大規模なスパコン全体をホスティングの形態で提供するのは珍しい。