日本ソルテックは2017年1月11日、台湾ザイセル(ZyXEL)・コミュニケーションズのクラウド管理型無線LANソリューション「Nebula」(ネブラ)シリーズの国内提供を開始したと発表した。

 Nebulaでは、IEEE 802.11acに対応した無線LANアクセスポイント(AP)、PoEスイッチ、VPNとファイアウオール機能を備えるセキュリティゲートウエイ装置を提供。これらを管理する機能を、クラウド上で提供する。

写真●日本ソルテックが国内で提供する「Nebula」で管理可能な無線LANアクセスポイントなどの機器
写真●日本ソルテックが国内で提供する「Nebula」で管理可能な無線LANアクセスポイントなどの機器
(画像提供:日本ソルテック)
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 「ゼロタッチコンフィグレーション」と呼ぶ自動構成機能により、管理対象機器をインターネットに接続すれば自動的に設定が実行され、利用可能になる。

 クラウド上の管理機能では、スケジュール指定によるファームウエアの自動アップデート、サマリーレポートの発行、使用率など利用ランキングの表示、管理対象機器のトポロジー図の自動作成、Google Mapと連携した管理対象機器の場所や利用状況の把握、障害検知メールなどの機能を提供する。またユーザーを役割別(設定を見るだけ、変更も可能など)に管理できる。2017年上期には、FacebookによるSNS認証に対応する予定だ。また利用企業向けに、簡易的なトラフィックモニタリングと管理対象機器の追加ができるモバイルアプリを提供する。

 参考価格の一例として、無線LAN APの「NAP102」を1台管理する場合、1年間のクラウド管理機能の利用料込みで9万6800円。