ブラザー販売は2017年1月10日、インクジェットプリンター「PRIVIO(プリビオ)」から、ファクス・電話機付きモデルの新機種を1月中旬に発売すると発表した。スマートフォンからファームウエアアップデートが可能にした。ラインアップは4機種8モデルで、全モデルとも価格はオープン。

製品の外観
製品の外観
(出所:ブラザー販売)
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 コピー、プリント、ファクスに加えて電話機能を搭載したインクジェットプリンター。多機能ながら狭いスペースに収まるコンパクトサイズが特徴で、家庭用から事務所や飲食店など幅広い用途に向く。従来機種は、プリンター本体のアップデートはパソコンからしか行えなかったが、新機種では無料スマートフォンアプリ「Brother iPrint&Scan」からアップデートが行える。

 染料カラーインクと顔料ブラックインクの「できる4色インク」を採用。印刷解像度は最大6000×1200dpi、印刷速度はカラーが毎分10枚、モノクロが毎分12枚(MFC-J737DN/DWNのみカラー毎分6枚)。スキャン解像度は光学1200dpi(主走査)×2400dpi(副走査)。ユーザーインタフェースは、IEEE802.11b/g/n無線LANとUSB 2.0。電話子機は最大4台まで増設可能。

 「MFC-J997DN/DWN」は、多目的トレイとADF(自動原稿送り装置)を搭載し、自動両面プリントやレーベルプリント、Wi-Fi Directといった機能を備える。インタフェースには有線LANを追加した。給紙トレイ容量は最大150枚。本体寸法は幅400×奥行き402×高さ172mm、重さは約9.3kg。予想実勢価格は、子機1台モデルのMFC-J997DNが3万5000円前後、子機2台モデルのMFC-J997DWNが4万5000円前後。

「MFC-J907DN/DWN」は、付属の通信ボックスを使って本体と電話線を離して設置できる無線ファクス対応機。多目的トレイとADFを搭載し、自動両面プリントやレーベルプリントが可能。給紙トレイ容量および本体寸法・重さは、MFC-J997DN/DWNと同じ。予想実勢価格は、MFC-J907DNが4万円前後、MFC-J907DWNが5万円前後。

 「MFC-J837DN/DWN」は、無線ファクス機能と手差しトレイを搭載。「MFC-J737DN/DWN」は、手差しトレイを搭載しWi-Fi Directに対応する。両機種とも、給紙トレイ容量は最大100枚。本体寸法は幅400×奥行き341×高さ151mm、重さは約7.2kg。予想実勢価格は、MFC-J837DNが3万円前後、MFC-J837DWNが4万円前後。MFC-J737DNが2万5000円前後、MFC-J737DWNが3万5000円前後。

「MFC-J997DN/DWN」の製品情報
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