毎日放送(MBS)は定額制の有料動画配信サービス「MBS 動画イズム 444」で、サーバーを意識せずにコードを実行する「サーバーレス」アーキテクチャーを採用した。米アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウド環境をフルマネージド型で提供し、MBS 動画イズム 444のシステム基盤構築を手掛けたcloudpack(運営会社はアイレット)が、2017年1月10日に発表した。

MBS 動画イズム 444のWebサイト
MBS 動画イズム 444のWebサイト
(出所:毎日放送のWebサイト)
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 MBS 動画イズム 444はドラマ、バラエティ、アニメ、スポーツなどMBSで現在放送中の番組や過去の番組を、PCやスマートフォンを通じて月額444円(税別)の定額課金で視聴できるサービスだ。同サービスのプロジェクトは2016年8月に発足した。同年12月20日にサービスリリースが決定していたため、短期間でシステムを開発する必要があった。

 cloudpackはAWSが提供するサーバーレスのイベント駆動型コード実行サービスの「AWS Lambda」などを活用することで、約3カ月でシステム基盤を構築した。Lambdaの利用によってサーバーの運用管理やキャパシティ管理が不要になるため、インフラ全体の運用コストを削減できた。

MBS 動画イズム 444のシステム構成
MBS 動画イズム 444のシステム構成
(出所:アイレットのニュースリリース)
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■変更履歴
「MBS 動画イズム 444」のWebサイトの画像を変更しました。 [2017/1/10 15:30]