特許関連の情報サービスを手がける米IFI CLAIMS Patent Servicesは現地時間2017年1月6日、米特許商標局(USPTO)が発行した特許件数のランキングを発表した。2016年の米国特許取得件数は米IBMが最も多く、24年連続で首位の座を維持した。

 2016年の米国特許発行件数は30万4126件で2015年と比べ約10%多く、1年間の発行件数として過去最多を記録した。

 IBMが2016年に取得した特許は8088件で、前年の7355件を9.8%上回った。2位は韓国Samsung Electronicsの5518件(前年比8.8%増)、3位はキヤノンの3665件(同11.3%減)、4位は米Qualcommの2897件(同0.1%減)、5位は米Googleの2835件(同横ばい)と、トップ5の顔ぶれは前年と同じだった。

 取得件数の増加率が最も大きい企業は、米GLOBALFOUNDRIESの131.0%増(60位から22位)だった。次いでフィンランドNokiaの73.8%増(88位から49位)、韓国Hyundai Motorの39.1%増(50位から31位)、中国Huawei Technologiesの50.3%増(44位から25位)、米Amazon.comのAmazon Technologiesが46.3%増(26位から14位)、米Intelが35.9%増(9位から6位)と続いた。

 特許取得件数の国別合計を見ると、米国企業が3万3256件(全体の41%)と最も多かった。次いで日本企業が2万3078件(同28%)、韓国企業が1万2129件(同15%)だった。

 上位50社の国籍は、米国と日本がそれぞれ17社でトップタイとなった。しかし日本は17社中12社の取得件数が減少し、合計の取得件数は前年から8.7%縮小した。一方、米国は17社中10社が取得件数を伸ばし、合計件数は前年比7.3%増加した。

 トップ50のリストはIFIのWebサイトで閲覧できる。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]