ファーストリテイリング傘下のユニクロは2017年1月6日、直営ネット通販サイトで購入した商品の「コンビニ受け取りサービス」を今春から拡充すると発表した。新たに、全国のファミリーマートとローソンの店舗で商品を受け取れるようにする。

 既にサービスを提供中のセブン-イレブン・ジャパン店舗に加え、ファミリーマートとローソンを含む合計約4万3000店舗でユニクロの商品を受け取れるようになる。自宅で商品を受け取りにくい顧客を取り込む狙いがある。

 ユニクロは、現在5%程度のネット売上比率を中期的に30%まで高める目標を掲げている。コンビニ受け取りサービスの拡充もネット売上拡大施策の一環だ。

 さらに、一部地域では、自宅への即日配送サービスを始めることも検討している。2017年1月までに稼働した大型物流拠点「有明物流センター」(東京・江東)の設備や情報システムを順次拡充しており、配送のスピードアップに向けた準備を進めている。