米Mozillaは現地時間2016年12月23日、同社のWebブラウザー「Firefox」における「Windows XP」および「Windows Vista」向けサポートを来年終了すると発表した。

 2017年3月を目処に、Windows XPおよびVista版のFirefoxは、自動的に延長サポートリリース(ESR:Extended Support Release)に移行される。

 ESRでは機能強化や新機能追加を含むアップデートは一切行わない。ただし、セキュリティに関する更新は2017年9月まで提供する。

 2017年半ばに、Windows XPおよびVista版のユーザー数を確認した上で、最終的なサポート期日を通知する。MozillaはFirefoxを導入している企業に対し、「Windows XPおよびVista版のサポート終了日は2017年9月と見ていてほしい」と述べている。

 米MicrosoftはWindows XPのサポートを2014年に終了し、Windows Vistaのサポート期限を2017年4月としている。Mozillaは「サポートされないOSはセキュリティ更新を受けられず、既知の脆弱性が存在するため、使用するには危険」だとし、Microsoftのサポート対象であるWindowsバージョンにアップグレードするよう、ユーザーに強く呼びかけている。

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