ウイルス対策ソフトを手掛けるチェコ共和国のアバスト・ソフトウエアは2016年12月22日、Androidのリソースを大量に消費する20のアプリを発表した。スマートフォン起動後に自動的に常駐するアプリ部門では、「Facebook」や「Google Maps」、メッセージングアプリ「WhatsCall」などがトップ5に入った。

スタートアップ起動型でリソースを消費するトップ10アプリ
スタートアップ起動型でリソースを消費するトップ10アプリ
(出所:アバスト・ソフトウエア)
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ユーザー起動型でリソースを消費するトップ10アプリ
ユーザー起動型でリソースを消費するトップ10アプリ
(出所:アバスト・ソフトウエア)
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 バッテリー寿命、ストレージ容量、データ通信量への影響の観点から総合的に判断し、各アプリがAndroidスマートフォンの処理速度にどれだけ影響を与えるかを測定した指標である。調査期間は2016年7~9月で、世界300万人以上のAndroidユーザーによる匿名の集計データを利用して作成した。

 リソース消費量のトップ10に入ったアプリの主なものは以下の通り。スマートフォン起動後に自動的に常駐するタイプは、1位がSNSアプリのFacebook、3位が地図アプリのGoogle Maps、4位がメッセージングアプリのWhatsCallだった。一方、ユーザーが手動で起動するタイプは、4位がメッセージングアプリのLINE、7位がニュースアプリのSmartNews、9位が表計算アプリのGoogle Sheetsだった。

 今回の調査結果は、アバスト・ソフトウエアのグローバルレポート「Avast Android Performance & Trend Report(2016年7月~9月版)」に掲載されている。