クレジットカード事業などを手掛ける日立キャピタルは2016年12月21日、社員が事前に申請した用途に限ってコーポレートカード(法人向けクレジットカード)で決済できるようにするクラウドサービスを2017年1月に開始すると発表した。仕組みとして、米マスターカードのAPIを使ってフリーダム・ジャパンが提供しているコーポレートカードの監視システムを利用する。

提供するコーポレートカードのイメージ
提供するコーポレートカードのイメージ
(出所:日立キャピタル)
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クラウドサービスの概要
クラウドサービスの概要
(出所:日立キャピタル)
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 社員に貸与するコーポレートカードの利用を制御するクラウドサービスである。社内のカード管理者は、社員に貸与するカードごとに、利用可能金額、利用可能日、時間帯、国、加盟店の業種、などの条件を設定できる。これにより、事前の申請内容と異なる場合はカードを利用できないようにできる。

 カードが使えなかった場合は、カードを利用した社員とカード管理者にアラートメールを送信する。カード管理者は、カード利用の制御や解除の操作を、クラウドサービスの管理画面から行える。カードの利用履歴は、パソコンやスマートフォンなどから閲覧できる。