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 コンビニエンスストア大手の米7-Elevenと商用ドローンサービスの米Flirteyは現地時間2016年12月20日、米国でドローンを用いた商品配達を77件実行したと発表した。

 両社は2016年7月に、米ネバダ州でドローンによる宅配のテストに初めて成功。両社の協業体制のもと、11月の週末に、1軒の7-Eleven店舗から特定の12世帯の顧客にドローンで商品を届けるサービスを実施した。

 顧客は、専用アプリケーションを使って、配達可能な商品の一覧から必要なものを注文する。同アプリケーションで、商品の積載、出荷、到着も確認できる。

 ドローンは購入者宅の上空に到着すると、ホバリングしながらワイヤーで商品を地上に降ろす。発注から商品到着までの所要時間は平均10分未満という。

 注文可能な商品は食品(冷温)と市販薬で、今回の利用者全員が「今後もドローン宅配サービスを使い続けたい」と述べている。2017年にサービス地域を拡大するとしている。

 他にドローンを使った配送システムとしては、米Googleの「Project Wing」、米Amazon.comの「Prime Air」といったプロジェクトが進められている。

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