日立ソリューションズは2016年12月19日、図面や文書などの情報を企業間で共有するためのサーバーソフト「活文 Managed Information Exchange」(活文MIE)の新版を発表した。12月20日から提供する。

 新版はスマートフォン向け画面や、文書ファイルをダウンロードせずに参照する仕組み、イベントドリブンで外部システムと連携する機能などを追加した。価格は個別見積もり。

「活文 Managed Information Exchange」の新版。スマートフォン専用画面や、文書をダウンロードせずに画像として参照する機能を追加した
「活文 Managed Information Exchange」の新版。スマートフォン専用画面や、文書をダウンロードせずに画像として参照する機能を追加した
(出所:日立ソリューションズ)
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 社内外の情報を一元管理して共有するためのサーバーソフトである。アクセス権限管理を備え、情報を必要とするユーザーに安全に情報を提供できる。メンバー間でコミュニケーションを図るためのチャット機能や、HTTPの多重化で大容量ファイルを遠隔地に高速転送する機能なども備える。

 新版ではスマホ対応を強化。HTML5でスマホ専用のWeb画面を開発し、記事やファイルの閲覧・登録・更新などの操作性を向上させた。さらに、端末紛失時の情報漏洩を防ぐオプション機能として、端末にファイルをダウンロードすることなく画像として参照できる機能を追加した。

 外部システムとの連携も改善した。これまで外部システムから活文MIEの機能を使えるようにWeb API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を公開してきたが、今回新たに、活文MIE側から外部システムのWeb APIを利用できるようにした。

 記事の投稿やユーザーの作成といったイベントの発生に応じて、Webhook型で外部のWeb APIにアクセスする。例えば、文書のアップロードをトリガーにデータを転送するといった使い方ができるようになった。