ソフトバンクが出資する米パケット・ホスト(パケット社)は2016年12月16日に、顧客ごとに専用の物理マシンを時間貸しするベアメタルクラウドサービスを、新設した東京データセンターで開始した(写真1)。同社がベアメタルクラウドサービスを展開するリージョンは、既存の米サンノゼ、米ニュージャージー、蘭アムステルダムの3カ所に次いで4カ所目である(写真2)。
特徴は、インテル製XeonプロセッサやAtomプロセッサを搭載した物理マシンだけでなく、「ARMv8-A」プロセッサを搭載した物理マシンもメニューとしてそろえたこと。「ARMプロセッサを使うことで、インテル製プロセッサに比べて、コストが10分の1になる」と、パケット社のザカリー・スミスCEO(最高経営責任者、写真3)は主張する。