マクニカネットワークスは2016年12月14日、IoTセンサーに適した低消費電力型の無線通信規格であるLoRaWANを導入するための製品サービス一式を提供開始した。IoTセンサーデータをLoRaWAN経由で収集して活用できるようにする。価格は個別見積もり。

LoRaWANのネットワーク構成(ThingParkは、図中のNetwork Serverに当たる)
LoRaWANのネットワーク構成(ThingParkは、図中のNetwork Serverに当たる)
(出所:マクニカネットワークス)
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 中心となる製品サービスは、LoRaWANサーバー機能をSaaS型クラウドサービスの形態で提供する「ThingPark」である。フランスのアクティリティが開発したサービスである。このほか、IoTセンサーから収集したデータを外部ネットワークに中継するLoRaWANゲートウエイなども提供する。

 IoTセンサーの提供や、IoTセンサーのデータを活用するアプリケーションの開発も請け負う。2017年2月からは、実証実験向けに、課題のヒアリングからIoTセンサーデバイスの選択、システム設計までを含めたサービスを提供する。

 LoRaWANの特徴は、省電力で長距離伝送が可能なこと。免許が不要な周波数帯を利用するため、無線LANのように導入できる。