華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は2016年12月13日、都内で新製品発表会を開催し、フラグシップのSIMロックフリースマートフォン「HUAWEI Mate 9」などの新製品3モデルを発表した(写真1)。

写真1●ファーウェイ・ジャパンが「HUAWEI Mate 9」などの新製品を発表
写真1●ファーウェイ・ジャパンが「HUAWEI Mate 9」などの新製品を発表
(撮影:山口 健太=フリーランスジャーナリスト)
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日本市場でアップル、ソニー、シャープに次ぐ4位に

 発表会には、ファーウェイ・デバイスからジャパン・コリア・リージョナルプレジデントの呉 波氏が登壇。「世界のスマートフォン市場におけるマーケットシェアは2016年9月時点で12.1%、シェアは第3位で、2位のアップルとの差がさらに縮まった」と切り出した(写真2)。

写真2●ファーウェイ・デバイス ジャパン・コリア・リージョナルプレジデントの呉 波氏
写真2●ファーウェイ・デバイス ジャパン・コリア・リージョナルプレジデントの呉 波氏
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 特に伸びているスマートフォンの分野としてはハイエンド端末を挙げ、「500〜600ドルの価格帯ではシェアが25.1%になった。ファーウェイの収益増加はハイエンドスマホによるものだ」(呉氏)と語った。

 研究開発の取り組みとしては、独ライカカメラと共同設立した「Max Berek Innovation Lab」を紹介し、ARやVRを含めた画像処理技術の研究開発に取り組んでいると説明した。

 日本市場については、BCNランキングの調査から国内スマートフォン市場でシェア5.69%になったことを示し、「SIMロックフリーだけではない、すべてのスマホで4位になった。その中でSIMロックフリーをメインにしているのはファーウェイだけ。日本の消費者に選ばれているということだ」(呉氏)とアピール。「我々の目標は生き残ること。何をもって生き残るかといえば、それは品質だ。品質こそが我々の原動力」(同)との方向性を示した(写真3)。

写真3●日本のスマホ市場でファーウェイは4位に
写真3●日本のスマホ市場でファーウェイは4位に
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 IDCジャパンの調査によれば2016年第3四半期にタブレット市場で23.3%のシェアを獲得したとして、「アップルに次ぐ2位で、Androidタブレットでは首位だ」(呉氏)と語った。