米Facebookは現地時間2016年12月9日、Facebook上の公式ページ「Page」向けに提供しているパフォーマンス分析の計算に新たな誤りを確認したとして報告した。

 問題が確認されたのは、Page上で配信されるライブ動画に対するリアクションの測定値。動画のライブ配信中、1人のユーザーが複数回リアクションした場合でも、総リアクション数を提供する「Reactions on Post」では1ユニークユーザーあたり1リアクションでカウントした数値を表示していた。追加のリアクションは誤って「Reactions from Shares of Post」に加算していた。Reactions from Shares of Postは本来、ユーザーが共有したビデオコンテンツに対するリアクション数を示す。

 この問題はすでに修正しており、12月半ばより正しい数値を提供する。

 また、記事リンクに対するリアクション数についても、Graph API経由で分析した測定値と、モバイルアプリケーションの検索バーにリンクURLを入力して表示された測定値が食い違っていることを確認した。これについては原因を調査中という。

 なおFacebookは、これらの問題が広告主への請求額に影響することはないとしている。

 Facebookは9月に、ビデオ広告のパフォーマンスを過大報告していたことを認めて謝罪し(関連記事:Facebookが謝罪、ビデオ広告の平均視聴時間水増しで)、11月にはPageコンテンツのリーチ数を重複して算出していたことを報告している(関連記事:Facebook、Page向け分析機能でリーチ数を過大算出)。

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