米Dell Technologiesは、2017会計年度第3四半期(2016年8月~10月)の決算を現地時間2016年12月8日に発表した。パソコンが好調だったほか、米EMC買収でストレージ事業が5倍以上に成長した。

 Dell Technologies(旧名称Dell)は2016年9月7日にEMCの買収手続きを完了し、現在の名称に変更した。パソコンのサブブランドとして「Dell」、サーバーやストレージのサブブランドとして「Dell EMC」を使用し、傘下に米VMwareや米RSAを運営する(関連記事)。

 米会計原則(GAAP)ベースの売上高は162億4700万ドルで、前年同期比28%増加した。営業損失は15億1200万ドル、純損失は20億6400万ドルとなった。1年前の営業損失は7800万ドル、純損失は1億8000万ドルだった。

 事業部門別の業績を見ると、パソコン関連を含むClient Solutions Group(CSG)の売上高はは91億8700万ドルで前年同期比3%増加した。消費者向けが同12%成長したが、企業向けは同1%減だった。

 Infrastructure Solutions Group(ISG)の売上高は59億8900ドルで、前年同期から61%急伸した。サーバーおよびネットワーキングは同8%減少したものの、ストレージが同462%成長した。

 VMware事業の売上高は12億8900万ドルだった。

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