アクサ生命保険のCIOに就任する玉置肇氏
アクサ生命保険のCIOに就任する玉置肇氏
撮影:陶山 勉
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 アクサ生命保険は2016年12月26日、ファーストリテイリングの元CIO(最高情報責任者)である玉置肇氏が2017年1月1日付で「執行役員 インフォメーションテクノロジー本部長」に就任する人事を発表した。

 玉置氏は事実上のCIOとして、アクサ生命保険日本法人の情報化戦略全般を束ねる。老朽化したITシステムの見直しやIT支出の最適化、攻めのIT投資の強化などを担当することになりそうだ。

 アクサ生命は、長年P&Gのシステム部門を歩み外資系企業のIT戦略に精通している点、ファストリでデジタル変革をリードしていた手腕などを高く評価し、玉置氏に声をかけたようだ。玉置氏はファストリ時代、日経ITイノベーターズのエグゼクティブメンバー(幹事会員)も務めていた。

 玉置氏はプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)に入社した後、20年以上システム畑を歩み、その間、アメリカ赴任やシンガポール勤務などを通じて、会社のグローバル化を推進。地域CIOなどの要職も務めた。2013年にP&Gを離れ、ファーストリテイリングに移籍。アクサ生命に移るまでは、ファストリのグループ執行役員CIOを務めていた。