日本ヒューレット・パッカードは2016年12月6日、使った容量当たりの課金で使えるオールフラッシュストレージの提供プログラム「HPE 3PAR Flash Now」を始めた。利用企業は導入したストレージの内、使った容量分だけの利用料を支払う。利用料は1Gバイト当たり月額0.03ドル(税別)から。

 米ヒューレット パッカード エンタープライズのビル・フィルビン シニアバイスプレジデント ストレージ&ビッグデータソリューションズジェネラルマネージャーは「ストレージ市場は高性能なオールフラッシュに移行しつつある。新プログラムでさらにオールフラッシュへの移行を促していく」と話した。現在はオールフラッシュストレージが企業へ導入する過渡期とし、導入のしやすいプログラムを提供して市場での存在感を示していくという。

米ヒューレット パッカード エンタープライズのビル・フィルビン シニアバイスプレジデント ストレージ&ビッグデータソリューションズジェネラルマネージャー
米ヒューレット パッカード エンタープライズのビル・フィルビン シニアバイスプレジデント ストレージ&ビッグデータソリューションズジェネラルマネージャー
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 日本ヒューレット・パッカードの本田昌和データセンター・ハイブリッドクラウド事業統括DCHC製品統括本部統括本部長は「クラウドサービスのように導入しやすく、ハードウエアや基盤ソフトの更新に手間が掛からないストレージをオンプレミスで使いたいという声があった」と話す。

日本ヒューレット・パッカードの本田昌和データセンター・ハイブリッドクラウド事業統括DCHC製品統括本部統括本部長
日本ヒューレット・パッカードの本田昌和データセンター・ハイブリッドクラウド事業統括DCHC製品統括本部統括本部長
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 新プログラムはハードウエアの更改や運用ソフトウエアの更新を無料で受けられる。利用料はハードウエア構成やストレージ容量の最大値などによって変わり、詳細は個別見積もり。ストレージ仮想化ソフトなど、合わせて使うソフトウエアも使った分だけ利用料が発生するという。