ディー・エヌ・エー(DeNA)は2016年12月5日、同社が運営する女性向け情報サイト「MERY」の全記事を12月7日までに非公開とし、閲覧できないようにすると発表した。

 併せて、MERYや、既に非公開となった医療情報サイト「WELQ」を含む10サイトを運営する同社の「キュレーションプラットフォームサービス」全体の問題点について、第三者調査委員会を設置して調査すると発表した。詳細は、12月7日に守安功社長兼CEO(最高経営責任者)が記者会見を開いて説明する。

 DeNAが運営するWebサイトを巡っては、医療情報サイトのWELQで記事の信頼性や著作権法上の問題に関する批判がインターネット利用者やネットメディアの間で高まり、DeNAはWELQを11月29日に非公開にした(関連記事:「信憑性について多数のご意見」、DeNAがヘルスケア情報サイト「WELQ」全記事を非公開に)。

 その後、WELQ以外も含めたDeNAのキュレーションサービス全体に対する批判が高まり、12月1日にMERYを除く8サイトを追加で非公開にした(関連記事:DeNAがWELQ事件受けキュレーション9サイトを閉鎖、守安社長「心よりお詫び」)。今回、サービスの運営が続いていたMERYを非公開とする理由を同社は「運営体制・方針が既に記事非公開化を行っている9つのサイトとは異なるが、厳正かつ公正な調査をするに当たって、サービス運営が停止していることが必要」と説明した。