米IBMは現地時間2016年11月28日、ホリデーシーズンのオンラインショッピングに関する調査分析を明らかにした。感謝祭(11月第4木曜日)の翌週の月曜日にあたる「サイバーマンデー」(今年は11月28日)のオンライン消費者支出は前年に比べ2ケタ増になる見通し。

 ホリデーシーズン前のオンラインショッピングは前年と比べ約10%成長しており、この勢いは、感謝祭(今年は11月24日)、感謝祭直後の金曜日「ブラックフライデー」(今年は11月25日)、さらに週末も続いた。

 IBMによると、米国に限らず、感謝祭とブラックフライデーにおけるオンラインショッピングの盛り上がりは世界的な現象になっている。

 感謝祭の世界オンライン売上高は2015年と比べ23.9%増加した。米国に限った場合、同11.7%増となる。ブラックフライデーの世界オンライン売上高は同28.4%急増し、米国は同9.3%増だった。

 感謝祭とブラックフライデーを含む週末4日間のオンライン売上高は、世界で前年比19.5%増、米国で同9.3%増加した。

 週末開けのサイバーマンデーは2ケタ成長が予想され、ホリデーシーズン全体(11月~12月)のオンライン購入額は前年を13.89%上回る見通し。

 米Adobe Systemsが11月26日に発表したホリデーショッピングに関する調査データでは、感謝祭の米国オンライン売上高は前年比同11.5%増の19億3000万ドル、ブラックフライデーは21.6%増の33億4000万ドルだった(関連記事:ブラックフライデー、モバイル経由で初の10億ドル突破)。

[発表資料へ]