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速報

サイバーエージェントが米イェール大研究者と連携、経済学とAIをアドテクに応用

玉置 亮太=日経コンピュータ 2016/11/25 日経コンピュータ

 サイバーエージェントは2016年11月25日、人工知能(AI)を使ったインターネット広告技術(アドテク)について、米イェール大学の研究者と産学連携で研究開発に取り組むと発表した。同大学の研究者で、社会現象や人間の行動と政策やサービスの効果の関係などを研究する成田悠輔氏をアドバイザーに迎えた。同氏の協力の下、経済学を応用したアドテク開発に取り組む。

 同社が2016年1月に設立した、AI技術をアドテクに活用する研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」で取り組む。これまでも東京大学、明治大学、静岡大学、電気通信大学と産学連携を実施済みだ。

 「広告によるユーザー体験やブランド体験への影響の因果関係の推定」や「広告取引における価格決定メカニズムの改善」といった課題へ、新たに取り組む。狙いはブランド広告を出稿する企業の需要の高まりに対応することだ。

 スマートフォンの画面拡大や表現力の向上により、企業ブランド認知の向上やイメージアップを狙ったネット広告をスマホ向けに出稿する企業が増えている。従来のスマホ広告はゲームのダウンロードやEC(電子商取引)の会員登録、商品購入など、利用者に何らかの行動を促す「獲得系」のネット広告が主体だった。

 サイバーエージェントはブランド認知やイメージアップといった漠然とした効果をできるだけ定量的に示すことで、企業のブランド広告出稿意欲をさらに喚起できると考えた。各種の調査では、2015年のスマホ広告市場は3717億円と、ネット広告全体の3割強を占め、2020年には7500億円規模に成長するとの予測もある。

 サイバーエージェントが新たに協業する成田悠輔氏は、因果推論・計量経済学と呼ぶ分野の研究で知られる。社会現象や人間行動の理論モデルと統計学の手法を組み合わせて、政策やサービスの効果を評価したり予測したりする。

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