システム開発会社のビーブレイクシステムズは2016年11月24日、企業の経営層や従業員1116人を対象に実施した「社内業務に関する実態調査」の結果を公表した。勤怠情報や経費精算の入力に要する時間は1回当たり「5分未満」、月次決算業務が終わるのは「通常の締め日から5営業日未満」が最も多い、といった実態が判明したという。

図1●勤怠情報入力の頻度(n=1116)
図1●勤怠情報入力の頻度(n=1116)
出所:ビーブレイクシステムズ
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 勤怠管理については、情報の入力頻度や時間を尋ねた。勤怠情報入力の頻度は「毎日」が51%と過半数を占める一方、20%は「入力していない」と回答した(図1)。

 1回の勤怠情報入力にかかる時間は「5分未満」が65%で最も多く、「5分以上10分未満」(22%)が続く。

 経費精算では、精算のタイミングで最も多いのは「発生した都度」(40%)。1回の経費精算にかかる時間は勤怠情報入力と同様に「5分未満」(38%)が最も多かった。

図2●月次決算業務が終わるタイミング(n=618)
図2●月次決算業務が終わるタイミング(n=618)
出所:ビーブレイクシステムズ
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 月次決算業務が終わるタイミングとして、最も多いのは通常の締め日から「5営業日未満」(36%)。一方で、24%が「10営業日以降」と答えた(図2)。ビーブレイクシステムズは「業務情報の入力や締め処理をスムーズに行っている企業と、多くの時間を要する企業の二極化傾向が見られる」としている。

 調査はインターネットを使って2016年10月14日から11月10日にかけて実施。ビーブレイクシステムズのメールマガジン読者のほか、インターネット調査会社の協力を得た。回答者の職種で最も多いのは「情報システム」(19%)で、「経営者・役員」(12%)、「営業」(11%)が続く。企業規模や業種については「偏りがないよう調査した」(ビーブレイクシステムズ)という。