米Appleは現地時間2016年11月20日、「iPhone 6s」が予期せずシャットダウンしてしまう不具合に対する修理プログラムを発表した。該当する端末について、無償でバッテリーを交換する。

 Appleによると、この不具合の影響を受けているiPhone 6sは2015年9月~10月に製造されたもので、「ごく少数」という。

 Apple直営店または認定サービスプロバイダーにおいて、同修理プログラムを提供する。バッテリー交換の前に、iPhone 6sのシリアル番号が修理プログラムの対象に当たるか、当不具合のほかは正常に動作するかの確認が行われる。

 画面が割れているなどの損傷がある場合は、先にその問題を解決しなければ、同修理プログラムは受けられない。

 なおAppleは、「iPhone 6 Plus」のディスプレイが明滅したり、マルチタッチが反応しなくなったりする、いわゆる「Touch Disease(タッチ病)」の修理プログラムを11月17日に発表したばかり。こちらは有償で149ドル(日本では1万4800円)かかるため、不満の声が上がっている(米MacRumorsの報道)。Touch Diseaseは少なくとも表面の硬い所に何度も落としたことなどが原因で起きる症状だと、Appleは説明している。

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