NECソリューションイノベータは2016年11月14日、災害発生時に従業員の安否を確認するシステムをクラウド型で提供する「緊急連絡・安否確認システム」を強化し、同日提供を開始したと発表した。新たに、従業員のデータを登録・更新するAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を提供し、社内人事システムとデータ連携できるようになった。
安否確認のクラウドサービスで今回、大きく三つの機能を強化した。
一つめは、Web APIを介して従業員データをメンテナンスできるようにしたこと。これにより、人事システムからAPIを利用して人事データを反映できるようになった。従来は、Webブラウザー画面で1件ごと個別に登録したり、CSV(カンマ区切り形式)ファイルを手動でアップロードして反映させるしかなかった。
二つめは、スマートフォン向けに安否報告用の専用アプリケーションを用意したこと。スマホ上で電子メールを利用できない従業員でも安否を報告できるようになった。
三つめは、1人の従業員に対して、地域情報を3カ所まで登録できるようにしたこと。同じ地域への定期出張が多い従業員などが容易に安否報告できるようにした。
価格(税別)は、月額1万2000円(100ユーザー)から。販売目標は、今後3年間で300組織。