アイ・オー・データ機器は、自宅やオフィスなどの無線LAN環境を計測できる電波状況確認ツール「Wi-Fiミレル」を2016年11月10日に公開した。従来提供してきたAndroidアプリ「Wi-Fi混雑チェッカー」を機能強化し、名称を変更した。また、iOS版を追加した。

 周囲の電波の状況を測定し、電波の混雑状況や無線LANの広がりを見える化したアプリ。現在位置の無線LANの電波強度を0~100の数値で表示する。電波強度が強い場合は緑色、弱い場合は黄色や赤色のバーで表示し、視覚的にも分かりやすくした。

 場所ごとの電波強度を計測することで、自宅やオフィス全体の電波強度を分かりやすく把握できる「ヒートマップ」を作成できる。間取りを写真で取り込むことで、よりリアルに電波状況を確認できる。

分析画面の例
分析画面の例
(出所:アイ・オー・データ機器)
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 このほかにも、Android版は、現在の無線LANチャンネルがどれだけ混雑しているのかをグラフで見える化する。どのチャンネルが空いているのかを簡単に把握でき、あまり使われていないチャンネルを使うように設定することで、無線LAN環境を最適化できる。

 対応OSはAndroid 4.4~7、iOS 9.3.3~10。Google PlayおよびApp Storeから無料ダウンロードできる。

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