【速報】

Nextremer、高速道路SAでAI使った対話接客システムを実証実験

日川 佳三=ライター 2016/11/10


 人工知能(AI)を用いた対話システムの開発を手掛けるNextremerは2016年11月10日、東日本高速道路(NEXCO東日本)の高速道路サービスエリアにおいて、AIを用いた対話接客システムの実証実験を実施すると発表した。関越自動車道の高坂サービスエリア(下り線)のインフォメーション横に設置する。実施期間は2016年11月19日から2017年3月31日までを予定する。

高坂サービスエリアに設置して実証実験する対話接客システムの画面イメージ
(出所:Nextremer)
[画像のクリックで拡大表示]

 今回設置する対話接客システムは、音声で話しかけることによって、画面表示と音声によって情報が得られるシステムである。言語解析エンジンには、ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンが開発したライブラリーを利用する。音声認識部分は、実運用時には変わる可能性があるが、実証実験時にはWeb API経由で利用できる外部の音声認識サービスを利用する。

 サービスエリアは騒音があるので、利用者は、マイクのボタンを押している間に限って、音声で話しかけることができる。画面上では、音声認識後のテキストが自分の発言として表示される。これに応答するAIによる対話がテキストで表示され、同時に音声を発してしゃべってくれる。質問の内容次第で、周辺観光地などの場所を地図で案内したり、施設や店舗、人気お土産の紹介画像を表示したりする。

 対話コンテンツは、使って面白いように作り込んだとしている。湖池屋キャラクターのキャラクターである「スリーポリンキーズ」が登場し、利用者が話しかけた内容についてキャラクター同士が会話をしたりするという。

 Nextremerは、自然言語処理を用いた対話型インタフェースソフト「MINARAI」を開発し、実用化を目指した開発や実証実験を進めている。MINARAIの特徴はAIと人との協業にあるという。AIと利用者の会話が破たんした際は人間のオペレーターに切り替わり、その後の対応を引き継ぐとともに、その会話パターンをAIが学習することで、より高度な対話を実現できるようになる。今回の実証実験では、オペレーターによる対応は検証せず、緊急時はコンシェルジュが対応する。

■変更履歴
ベンダーから要望があり、第五段落の表現「インフォメーション担当者」を「コンシェルジュ」に置き換えました。記事は修正済みです。[2016/11/14 18:30]



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