米Facebookが求人機能をテストしていることが分かったと、複数の米メディア(FortuneCNETなど)が報じている。米TechCrunchが、現地時間2016年11月7日に、Facebook上の公式ページ「Page」に「Job」という新しいタブを見つけたことから明らかになった。

 Facebook広報担当者は新機能をテスト中であることを認め、「多くの小規模企業が求人情報をPageで公開している。我々は現在、Page管理者が求人情報を掲載して、求職者から応募を受け付られる機能の試験を実施している」と述べた。

 Page管理者は、ステータス投稿の新たなオプションを使って、役職、給与、フルタイムあるいはパートタイムなどの詳細を記載した求人情報を作成できる。ユーザーのニュースフィード上では、他のコンテンツと区別しやすい方法で表示される。また、求人情報はPageのJobタブに掲載され、求職者向けの専用ランディングページを作成できる。

 関心のある求職者は、求人情報の「Apply Now」ボタンを使って応募する。公開されているプロフィール情報から応募フォームに自動入力されるため、求職者は繰り返し同じ項目を入力する必要がない。応募内容はFacebookメッセージとしてPageに送られる。

 企業がお金を支払ってより多くのユーザーに求人情報を表示できるようにする仕組みも考えられ、そうなれば、LinkedInの広告サービスと直接競合すると、TechCrunchは指摘している。

 LinkedInは、米Microsoftが262億ドルで買収することで合意しており、年内の手続き完了を目指している。