ブイキューブは2016年11月4日、Web会議サービス「V-CUBEミーティング」から、自動音声リアルタイム翻訳機能のベータ版を11月3日に提供開始したと発表した。日本語・英語・中国語・フランス語など11言語を、日本語・英語・中国語・フランス語など50言語以上に翻訳できる。

サービスの画面例
サービスの画面例
(出所:ブイキューブ)
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 Web会議中の発話内容の文字表示、および指定言語への自動リアルタイム翻訳を提供する。接続拠点ごとの発話を個別にテキスト化するため、発言内容を簡単に認識できる。また、リアルタイム翻訳した内容をテキストで保存することが可能。国際間の会議・打ち合わせ・研修などで、利用言語が異なる参加者間の円滑なコミュニケーションを可能にするという。

 音声認識と自動翻訳のエンジンには、大手金融機関やコールセンター、官公庁などで実績があるアドバンスト・メディアの音声認識技術「AmiVoice(アミボイス)」と、ディープラーニングで大量の言語のテキスト変換を機械学習させることで、より理解しやすい自動翻訳を可能にしたマイクロソフトの「Microsoft Translator」を採用した。

 今回、実用化に向けた検証の目的で、ベータ版を無償提供する。正式版の提供は2017年春ごろの予定。今後、3社で技術協力しながら機能開発を進め、翻訳精度の向上を目指す。

「V-CUBEミーティング」自動音声リアルタイム翻訳機能の紹介ページ 
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