米Intelは現地時間2016年11月3日、仮想現実(VR)技術の米VOKEを買収すると発表した。パーソナル化した完全没入型スポーツコンテンツの提供を目指すとしている。買収額などの条件については明らかにしていない。
VOKEは2004年に設立され、米カリフォルニア州サンタクララに本拠を置いている。同社のVRシステム「TrueVR」は、複数レンズを備えた撮影装置を使用し、360度VRコンテンツを作成する。実際にスポーツに参加しているのと同様の感覚を体験できるという。
TrueVRによるVRコンテンツは、パソコン、タブレット、スマートフォン、VRヘッドセットなどさまざまなデバイスからのアクセスに対応する。
Intelは先ごろ、新たにIntel Sports Group立ち上げた。新部門は、同社が今年買収したイスラエルReplay Technologiesのビデオレンダリング技術「freeD」を活用する(関連記事:Intel、360°ビデオレンダリング技術のReplay Technologiesを買収へ)。米TechCrunchの報道によると、VOKEは買収完了後、Intel Sports部門に統合される。
「クオーターバックの視点で敵ディフェンスの突進を目の当たりにするといったVR体験は未来のことのようだが、考えているより近い話だ」とIntel Sports Group担当ジェネラルマネージャーのJames Carwana氏は述べている。
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