NTTデータは2016年11月2日、シャープのグループ会社でスマートフォン向けの組み込みソフト開発などを手掛けるシャープビジネスコンピュータソフトウェア(以下、SBC)の発行済み株式80%を譲り受けることでシャープと合意したと発表した。NTTデータとシャープがSBCを共同運営することによって、自動車などIoT(Internet of Things)関連事業の強化を図る。

 NTTデータは、シャープ子会社のシャープビジネスソリューションが保有するSBC株の80%(4万8896株)を2017年1月1日に取得する。取得金額は24億4500万円。併せて新体制に移行し、社名を「NTTデータSBC」に変更する予定である。

 SBCを傘下に加えることによって、NTTデータはIoTを想定した組み込みソフトウエアの開発体制を強化する。2018年度には組み込みソフト開発のエンジニアをグループ全体で2000人体制にする計画だ。また、IoT関連のデジタルビジネスについて、シャープグループと検討を進めていく。