米Googleは現地時間2016年10月31日、「Google Play Store」の信頼性確保に向けた取り組みについて発表した。ユーザーを誤解させる不正なレビューや評価を排除するためのフィルタリングシステムを同日より導入する。

 Googleによると、インストール数のかさ増し、虚偽のレビュー書き込み、報酬を支払った上での評価付けといった手法によって、Play Storeの人気ランキング上位にアプリケーションを表示させる試みが時折見受けられるという。こうした行為はPlay Storeの開発者規約に違反するだけでなく、開発者コミュニティーにもたらされるはずの好機を妨害し、ひいてはエンドユーザーに誤った判断をさせる危険性がある。

 Googleは、こうした不正な試みを排除するため、検知およびフィルタリングシステムを強化した。

 例えば意図的に人気ランキングを上げるためにインストールが行われると、同システムが検知する。こうした行為を続ける開発者のアプリケーションは、Play Storeから削除される。

 Googleは、大多数のアプリケーション開発者は同システムの影響を受けないとする一方、「サードパーティーのマーケティングサービスなどを使っている場合、宣伝活動が正当な慣行に基づいているか確認した方が良い」と忠告している。

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