パナソニックは2016年10月28日、ガンバ大阪のホームスタジアム「市立吹田サッカースタジアム」で248枚のディスプレイを使ったスポーツ演出サイネージシステムを導入したと発表した。10月29日に開催されたガンバ大阪対アルビレックス新潟戦から、一体感あるスタジアム観戦を目指したエンターテインメント演出の企画・運営と、それによる広告収益モデルについて、実証実験を開始した。

市立吹田サッカースタジアムの3階コンコース周辺の柱と壁面に配置したディスプレイ
市立吹田サッカースタジアムの3階コンコース周辺の柱と壁面に配置したディスプレイ
(出所:パナソニック)
[画像のクリックで拡大表示]

 同スタジアムのコンコース周辺やVIPエリア、飲食店舗やグッズ店舗などにマルチディスプレイやディスプレイを配置。実証実験の映像コンテンツには、ガンバ大阪の協力の下、試合のライブ映像や選手情報といったスポーツコンテンツを活用する。ゴールなどのイベント発生時に既存ディスプレイと連動して会場全体を盛り上げる演出を提供するという。

飲食店舗には4連でディスプレイを配置
飲食店舗には4連でディスプレイを配置
(出所:パナソニック)
[画像のクリックで拡大表示]

 パナソニックは今回の映像コンテンツを、オプトと共同開発したデジタル広告プラットフォームを使って、高付加価値広告の配信も始めた。スポーツ市場拡大に貢献できる広告収益モデルを実証することが目的。

パナソニックのWebサイト