IDCフロンティアは2016年10月31日、米エヌビディア製のGPU(画像処理プロセッサ)を使うIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)を11月25日から提供すると発表した。GPU搭載のIaaS提供は同社では初。汎用計算に特化したGPU「Tesla M40」の市場価格は約90万円だが、同サービスでは1時間当たり400円(税別)で使える。GPU搭載のクラウドサービスは各社がこぞって提供を始めている。

 新しいIaaSの名称は「GPU BOOSTタイプ Tesla M40」。サーバーにはTesla M40を1枚搭載するほか、CPUのコア数は合計56個で、メモリー容量が256Gバイト、SSD容量が2000Gバイトという。CPUやメモリー、SSDは、従来の最上位モデル「ハードウェア専有タイプ5XL128」を上回る。

 料金は従量課金だが、約20日分に相当する19万8000円(税別)が毎月1日から月末までの上限額となる。それ以上は利用料がかからない。