狭山ケーブルテレビ(ホームページ)とNTT東日本は2016年10月28日、ケーブルテレビサービスの光化で協業することに合意したと発表した。NTT東日本の光アクセス回線を活用して、狭山ケーブルテレビのサービスエリア全域でアクセス回線を光化することで、ケーブルテレビの各種サービスの拡充などを推進していく。

 狭山ケーブルテレビの会社設立は1992年で、1995年に狭山市で開局した。今回、狭山ケーブルテレビが光ケーブル(FTTH)への設備更改を検討するに当たり、狭山市内全域に光ケーブル網の敷設が完了しているNTT東日本と協業することを選択した。

 NTT東日本の光アクセスを活用することで、「狭山ケーブルテレビは地域密着のサポート体制の構築に専念することが可能となる」とする。

 今後、狭山ケーブルテレビは、提供エリア内に構築したHFC方式(光ハイブリッド方式)のインフラ設備について、光コラボレーションモデルを活用した「さやま光」への完全移行に向けて取り組んでいく。サービスは2017年3月から順次提供を予定する。

 NTT東日本は、狭山ケーブルテレビに対して、サービス移行時の様々な技術的課題の解消に向けた支援などを実施していく。さらに両社は、地域活性化に向けた協業を進めていく。

 NTT東日本はこれまで、複数のケーブルテレビ事業者と、光コラボレーションモデルによるケーブルテレビの光化検討を進めてきた。今回の協業は、飯田ケーブルテレビとの協業(関連記事)についで、全国2例目のケーブルテレビ提供エリアの全域光化の取り組みとなる。

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