KDDIは2016年10月27日、ケーブルテレビ事業者向けに「ケーブルプラス光卸」の提供を12月1日に開始すると発表した。

 同サービスでは、KDDIのネットワークを利用した光インターネットサービスをケーブルテレビ事業者に卸提供する。ケーブルテレビ事業者は卸提供を受けることで、上り下り最大1Gbpsの光インターネットサービスを、利用者に速やかに提供することが可能になる。提供エリアは、全国のauひかりホームの提供エリアとなる。

 オプションとして電話サービス「ケーブルプラス光電話」を提供する。さらに、ケーブルテレビ事業者が提供している放送サービスを、光インターネットと同じ光ファイバーで伝送してRF放送できるサービスも用意した。

 これらのサービスを利用すれば、ケーブルテレビ事業者は1本の光ファイバーで「ネット」「電話」「放送」の三つのサービスを提供できる。

 関連して同日、KDDIは、富山県魚津市でケーブルテレビ事業を展開する新川インフォメーションセンター(NICE TV、ホームページ)との提携を開始すると発表した。新川インフォメーションセンターは、「ケーブルプラス光卸」のサービス開始に伴い、KDDIの光ネットワークを使い、「高速インターネット」「電話」のサービスを12月1日から提供する。

 KDDIはこれまで、ケーブルテレビサービスと組み合わせて毎月のau携帯電話やタブレットの利用料金が割引になる「auスマートバリュー」や、「ケーブルプラス電話」、電気サービスの「ケーブルプラスでんき」、暮らしの安全・安心をサポートする「生活あんしんサービス」など、ケーブルテレビと連携する様々なサービスを用意して展開してきた。

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