米PayPalは現地時間2016年10月24日、米Facebookとの関係強化を発表した。Facebookおよびメッセージングアプリケーション「Messenger」上でPayPal決済の展開を拡大する。

 米国ユーザーは、FacebookおよびMessenger上のより多くのコマース体験において、PayPal決済を利用できるようになる。例えばMessengerのチャットボットを介して商品を購入する際、直接Messenger上で実行する決済オプションとしてPayPalを選べる。

 また、PayPalアカウントとFacebookおよびMessengerアカウントの連係が簡素化され、米国のPayPalユーザーは領収書などPayPal決済に関する通知をMessengerで受け取れる。

 Facebookは先月、Messengerと連係するアプリケーションを開発するためのプラットフォームの新版「Messenger Platform v1.2」を発表した(関連記事:Facebook、Messenger対応チャットボットの決済機能を可能に)。同プラットフォームにより、開発者や企業はMessenger向けチャットボットに決済機能を追加できる。決済機能は一部開発者を対象にベータ提供しており、年末までにより多くの開発者が利用できるようにするとしていた。

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