UQコミュニケーションズは2016年10月24日、都内で2016年秋冬の新製品発表会を開催し、「UQ mobile」を中心とした新製品や新サービスを発表した(写真1)。
秋冬モデルのスマートフォンは合計8機種に増強した。音声通話の「5分かけ放題」も、2017年2月から開始する。実店舗での接点を全国2000店に拡大させ、深田恭子さんらを起用したTVCMの全国放送も開始するなど、「UQ mobile」の本格展開を打ち出した。
大手より安く、格安スマホより安心を追求
発表会にはUQコミュニケーションズ代表取締役社長の野坂章雄氏が登壇。「大手3キャリアのスマホは高く、格安スマホは不安という声がある。これらを同時に解決し、安心・快適・高品質のスマホを提供するのがUQのミッションだ」と切り出した(写真2)。
UQコミュニケーションズの歩みについては、「40MbpsのWiMAXから始まったUQは、2015年にスマートフォン事業としてUQ mobileを開始した。端末ラインアップが足りないとの声は多かったが、2016年6月にはiPhone 5sの取り扱いを始め、今回の秋冬モデルでかなりそろってきた」(野坂氏)と語った。
UQ mobileの実績については「イード社による格安SIMアワードで通信速度部門の満足度No.1を、2年連続で受賞した。当社調べの満足度調査では87%が満足し、73%が友人に薦めたいと回答している」(野坂氏)との数字を挙げた。
2016年秋冬の方向性として、「これまでWiMAXはビジネスパーソンや大学生の愛好家が多かった。しかしスマホではシニアやジュニア、料理をする主婦、スポーツ選手などを含め、全方位で顧客にリーチしたい」(野坂氏)との方針を示した。