KDDIは2016年10月20日、都内で「SYNC TRAVEL」の発表会を開催し、VRゴーグルを利用した遠隔旅行サービスのコンセプトと、2日間限定の体験イベントについて発表した(写真1)。

写真1●KDDIがVRを活用した遠隔旅行「SYNC TRAVEL」を発表
写真1●KDDIがVRを活用した遠隔旅行「SYNC TRAVEL」を発表
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 発表会には、KDDI コミュニケーション本部デジタルマーケティング部 部長の塚本陽一氏が登壇。「SYNC TRAVELをはじめとするSYNCプロジェクトは、通信できるというだけでなく遠く離れた人同士の思いをつなぐことに重きを置いて企画を進めてきた」と切り出した(写真2)。

写真2●KDDI コミュニケーション本部デジタルマーケティング部 部長の塚本陽一氏
写真2●KDDI コミュニケーション本部デジタルマーケティング部 部長の塚本陽一氏
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 SYNCプロジェクトとしては、2015年12月にそれまでの集大成として「SYNC DINNER」を発表済み。東京と大阪のレストランをつなぎ、あたかも同じ空間でのディナー体験を実現した。それに続くプロジェクトとして新たに旅行をテーマにした、SYNC TRAVELを発表した。

 SYNC TRAVELは、VRゴーグルを装着して遠隔旅行を楽しむユーザーと、360度カメラを持った現地ガイドが双方向にやりとりすることが特徴。VRゴーグルでは現地の360度映像を楽しめる。映像を見ながら現地ガイドに行きたいところを指示したり、マイクの音声を通じて買い物を楽しんだりする双方向の旅行体験ができるという(写真3、4)。

写真3●VRゴーグルで遠隔旅行を体験
写真3●VRゴーグルで遠隔旅行を体験
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写真4●映像は機材を背負った現地ガイドが撮影する
写真4●映像は機材を背負った現地ガイドが撮影する
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