凸版印刷は2016年10月18日、ホテル椿山荘東京と共同で、凸版印刷が制作したオリジナル4K映像を活用したブランド訴求の効果に関する実証実験を10月3日に開始したと発表した。

 この実証実験では、「日本の上質なおもてなし」にふさわしいプレミアムな表現手法として、4K映像をホテルのプラザロビーで上映する。画面サイズが58インチの4Kデジタルサイネージを使用する。庭園美や婚礼・美食など、四季を織り交ぜながら紹介する内容の映像(約3分)を上映する。

 映像上映と併せて配布する5種類のカードのマーカーをスマートフォンで読み取ると、ホテルの施設を紹介する動画を視聴できる。動画再生後には、そのまま公式サイトに自動遷移する。サイトへのアクセス数をもとに、実証実験の顧客満足向上策の有効性について検証を進める。

 凸版印刷では、最新鋭の4K撮影機材を使って日本各地の季節感あふれる風景や日本文化、地域の魅力が伝わる風物などを撮影したオリジナル4K映像コンテンツを提供している。「インバウンドプロモーションや地域活性化・地方創生目的での利用を想定したコンテンツが充実」「ワンソース・マルチユースで幅広い媒体への展開が可能」といった特徴があるという。

 凸版印刷は、旅道プロジェクトとして、「何度も旅したくなる日本」をコンセプトに様々な企業と連携し、訪日外国人目線で旅の質と利便性を向上させることを目指す取り組みを推進している。この取り組みにおいて、プレミアムな表現手法として4K映像ソリューションを活用し、日本の魅力を国内外に発信していく方針。同時に、訪日外国人へのおもてなしを支援する取り組みとして、音声による多言語翻訳や動画の表記言語切り替えなど、旅道ソリューションを用いて「何度も旅したくなる日本」の実現を目指す。

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