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ITpro EXPO 2016

会 期2016年10月19日~10月21日会 場東京ビッグサイト
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ITpro EXPO 2016速報

3Dプリンティングをサーモグラフィーで監視して品質を確保

米Local Motors社が最新の取り組みを講演で明らかに

木崎 健太郎 2016/10/24 日経テクノロジーオンライン
出典:日経テクノロジーオンライン 2016年10月20日
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧
講演する米Local Motors社Mechanical EngineerのJames Earle氏
講演する米Local Motors社Mechanical EngineerのJames Earle氏
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 米Local Motors社のMechanical Engineer、James Earle氏は2016年10月20日、東京ビッグサイトで開催中の「FACTORY 2016 Fall」で同社の3Dプリンテッド・カーについて講演、その後日経テクノロジーオンラインの取材に応じた。同社はさまざまなユーザーの要望に素早く応える製品づくりを基本方針としており、そのための手段として3Dプリンティングを利用。実際に走行可能な電気自動車(EV)を3Dプリンターで製作したが、その際の品質の確保についても言及した。

 品質確保のための方法の1つが、3D造形の途中経過をサーモグラフィーで監視すること。同社は現在、加熱して溶融した樹脂をノズルから絞り出しながら層状に積み重ねていく熱溶解積層方式を使っており、直前に造形した層の温度が品質に直接影響する。温度が低すぎれば層間の接着力を十分に得られず、高すぎれば上の層が崩れて変形しやすくなる。造形途中で温度が適正範囲を逸脱していないことを確認する。

 もう1つは、新しい材料を開発したり、設計段階で強度を確保したりするための材料試験。ある程度の大きさの部品をさまざまな条件で造形し、荷重をかけて強度などを調べる。造形の温度やスピード、積層の向きなどを変えたり、他の材料と組み合わせたりして、比強度が高まるかどうかなどを検証する。得た知見は3Dプリンテッド・カーの設計者にフィードバックし、最適な造り方を選べるようにする。さらに、CAEによる解析計算も利用する。

 同社の最新の自動運転バス「Olli」の車体製作について、Earle氏は部品を3Dプリンティングで直接造る方法に加えて、部品成形用の型を3Dプリンティングで造り、それを用いて樹脂シートを真空成形する方法を用いていることも明らかにした。内装用のパネルなどの製作に利用した。さらに今後、炭素繊維強化樹脂(CFRP)製の部品を造るのに必要な型を3Dプリンティングで造形する使い方も有望だとした。

 同社は大規模な工場を持たず、地域ごとの小さな工場(Microfactory)で生産することを基本方針としている。米国のほか、ドイツのベルリンにもMicrofactoryを設けるという。日本については、具体的な計画はないが、「つくらない理由はない」(Earle氏)。今後検討を進めていくとみられる。

 講演終了後、聴衆のうち約30人が長い質問の列を作った。同社に強い関心を持つ人が日本にも多いことを示すものと考えられる。

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