ジャストシステムは、2016年10月19日から21日にかけて東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2016」で、営業支援クラウドサービス「JUST.SFA」を展示している。

JUST.SFAを展示するジャストシステムのブース
JUST.SFAを展示するジャストシステムのブース
[画像のクリックで拡大表示]

 JUST.SFAは、ジャストシステムにとって初のクラウドサービス。従来のSFA関連製品は「ヒト『が』あわせる」ものだったのに対して、このサービスでは「ヒト『に』あわせる」ことを掲げる。2016年7月に提供を開始した。

 特徴は、営業担当者が画面を自由に作れるようにしていること。「案件一覧」「商談履歴」「商談プロセス」といった画面部品を、自由に選んで配置できる。さらに、画面部品同士でデータを連携させるようにしている。これにより、「案件一覧」のなかから1つ、顧客企業などを選択すると、「商談履歴」「商談プロセス」の画面部品上のデータが連動。その顧客企業の商談履歴や商談プロセスの状況を瞬時に表示できる。

 ジャストシステムの松木俊之EPS事業部マーケティング部長は、「従来のSFAでは、営業担当者が欲しい情報を得るのに、複数の画面を遷移させる必要があった。これが使いづらい。そこでJUST.SFAでは、1画面で必要な情報を閲覧できるようにしたり、営業活動に合わせてカスタマイズを容易にしたりする仕掛けを作りこんだ」と、説明する。

 ジャストシステムでJUST.SFAを作るきっかけになったのは、社内でかつて利用していたSFAシステムの使いづらさだったという。「画面遷移なしで必要な情報が見たい、自由に画面をカスタマイズしたいという理想を反映させたところ、JUST.SFAが完成した」と、松木部長は明かす。

 JUST.SFAはジャストシステム社内でも使われている。「理想を実現できたものの、いざ使ってみると、まだまだ改良の余地があることに気づくようになった。今後はそれをJUST.SFAに反映していきたい」と、松木部長は見通しを語る。