愛知県豊橋市は、東京ビッグサイトで2016年10月19日に開幕したITpro EXPO 2016の展示会場で、ロボットやIoT(Internet of Things)関連の企業の誘致を狙い、同市の企業支援策を説明している。「日本の中心部にあり、交通も便利な点を多くの企業に訴求していきたい」と、豊橋市役所 産業部 産業政策課 産業用地開発グループの長久聖二氏は強調する。

豊橋市のブースの概観
豊橋市のブースの概観
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 豊橋市のアピールポイントは大きく二つある。一つは冒頭のように立地だ。「愛知県にはトヨタ自動車の豊田市があるほか、隣の静岡県浜松市も自動車関係の企業が多い。多くの製造業が集まっているので、ものづくりに関心のある企業にとって条件がいい」と長久氏は話す。

 二つめは、企業が研究開発拠点として使える施設「豊橋リサーチパーク」だ。「新しい技術の開発を目指す企業に是非、利用してほしい。豊橋科学技術大学が近隣にあり、産学連携の取り組みも推進しやすい」(長久氏)という。第3セクターが運営する「豊橋サイエンスコア」で、産学連携を推進するための支援策も提供している。

 長久氏は「IT関連だけでなく、広く製造や物流の企業に拠点を設立してほしい」と話す。そのほかブースでは、カレーうどんなど豊橋市の名物も展示し、同市の魅力をアピールしている。