世界各国の工業規格や特許情報をオンラインで提供しているIHS Markitは、東京ビッグサイトで2016年10月19日から21日まで開催している「ITpro EXPO 2016」で、社内外の技術情報を横断検索して問題解決策を導き出せる技術者専用の統合プラットフォーム「Engineering Workbench」を紹介している。

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 Engineering Workbenchは、利用者が何を求めて検索をしたかという意図をコンピュータが解釈する「セマンティック検索エンジン」を搭載。社内の共有ドライブや文書管理システムなどに散在している技術情報や、社外の特許文献、技術情報を基に、文脈に沿った検索結果を提供する。

 例えば、技術者が油圧や電動モーターによる駆動装置である「アクチュエーター」の不具合について原因を調べようとしている場合、技術者の意図に沿うように不具合の発生条件などを検索できる。情報収集の迅速化に加え、IHSが保有するコンテンツを基にしたデータ分析や問題解決機能による意思決定のスピードアップが可能という。