米Googleは現地時間2016年10月17日、ホリデーシーズンに向けて旅行予約関連の一連の新機能を発表した。多くの人が旅行を計画する上で最も面倒に感じる航空券や宿泊の手配をストレスなく行えるようにするとしている。

 フライト情報検索ツール「Google Flights」の新機能では、最安値の航空券を予約できるベストなタイミングを知らせてくれる。特定のフライトを指定すると、現在の価格とその価格が失効して料金が上昇すると思われる時期、今すぐ購入した場合にいくら節約できるかといった情報が提示される。

将来のフライト価格の推移について、たとえば「8時間以内に87ドル上昇しそうです」などと見通しを教えてくれる
将来のフライト価格の推移について、たとえば「8時間以内に87ドル上昇しそうです」などと見通しを教えてくれる
(出所:Google)
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 フライトを指定せずに特定のルートを選択すると、安い価格で行ける複数の方法が表示される。別の空港や日程などの選択肢のほか、価格上昇が予想される時期についても情報を入手できる。

フライトを特定せず出発地と目的地のみ指定した場合、複数のフライト候補と、過去のデータに基づく価格の見通しを教えてくれる
フライトを特定せず出発地と目的地のみ指定した場合、複数のフライト候補と、過去のデータに基づく価格の見通しを教えてくれる
(出所:Google)
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 航空券に関する新しい通知機能は、Google Flightsが利用可能な地域を対象に数週間以内に提供を開始する。こうした情報は電子メールで通知を受け取ることも可能。

 またGoogle検索では、お得な宿泊情報に手軽にアクセスできるようにした。これまでも、Google検索で特定地域の宿泊を検索すると通常より低い料金を設定しているホテルはラベル付きで表示されるが、今後は画面左上の「Deals」ボタンをタップすれば、そうしたホテル情報のみを絞り込むことができる。また、ホテルのWebサイトでロイヤリティー会員向けのディスカウント情報が出た際も通知を受け取れる。

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