米Amazon.comは現地時間2016年10月13日、年末商戦に向けて約12万人を臨時雇用すると発表した。同社は今年の年末も顧客の需要が高まると考えており、米国の配送センター、仕分けセンター、カスタマーサービスセンターで期間従業員を雇い入れる。

 雇用する地域は、同社の本社があるワシントン州をはじめ、カリフォルニア州、フロリダ州、マサチューセッツ州、ミシガン州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、テネシー州、テキサス州など計27州。米Wall Street Journalによると、Amazon.comは昨年10万人の期間従業員を雇い入れており、今年はそれよりも20%多いという。

 Amazon.comによると、同社では昨年雇用した期間従業員のうち1万4000人が年末商戦後に正社員となっており、その数は今年さらに増える見込み。また今年に入ってこれまでに同社は、配送センターとカスタマーサービスセンターで数万人規模の正規雇用を創出しているという。これら正社員には受講料の95%をAmazon.comが前払いする研修プログラムを用意しており、すでに7000人以上が希望の研修を受けている。その分野はAmazon.comにおける現在の役職と関連のないものも選択可能で、ゲームデザインや看護技術、ITプログラミングなど多岐にわたると同社は説明している。

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