TCLコミュニケーションジャパンは2016年10月12日、都内で新製品発表会を開催し、「ALCATEL」ブランドのSIMロックフリースマートフォンの新製品2機種を発表した(写真1)。

写真1●ALCATELが「IDOL 4」など新製品を発表
写真1●ALCATELが「IDOL 4」など新製品を発表
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 発表したのは、2016年2月のMobile World Congressで発表した「IDOL 4」と、同9月のIFA 2016で発表した「SHINE LITE」の2機種。IDOL 4は2016年11月に、SHINE LITEは同12月に発売を予定する。

ブランドを「ALCATEL」に統一

 発表会にはTCLコミュニケーションジャパン 取締役 カントリーマネージャーのラッキー・ツァオ氏が登壇。ALCATELについて、「フィーチャーフォンなどエントリー機種から始まり、いまではスマホやタブレット、ウエアラブルなどにおいてグローバルでトップランクに位置するブランドだ」と紹介した(写真2)。

写真2●TCLコミュニケーションジャパン 取締役 カントリーマネージャーのラッキー・ツァオ氏
写真2●TCLコミュニケーションジャパン 取締役 カントリーマネージャーのラッキー・ツァオ氏
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 組織については「世界に7つの開発拠点があり、5000名の技術者が在籍している。ユーザーニーズを最優先することが基本方針だ」(ツァオ氏)と語った。

 以前には「ALCATEL ONETOUCH」の名称で展開していたが、「2016年にALCATELという名称に変更した。ユーザーの75%を占める35歳以下のミレニアル世代を意識し、最新の技術や体験を適切な価格で提供していく」(ツァオ氏)と今後の展望を語った。

VRゴーグルを同梱した「IDOL 4」

 SIMロックフリースマートフォンについては、「前モデルのIDOL 3は日本を含む世界100カ国以上で販売し、上下左右の向きで使えるリバーシブルスマホとしてユニークな存在だ」(ツァオ氏)と紹介。IDOL 3を上回る後継モデルとして、「IDOL 4」を発表した(写真3)。

写真3●IDOL 4
写真3●IDOL 4
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 特徴として、パッケージを兼ねた「VRゴーグル」を同梱する。スマートフォンにVRゴーグルを標準搭載するのはTCLによれば世界初という。「スマホの画面ロックを解除し、ゴーグルにセットするだけでVRを楽しめる」(ツァオ氏)とした(写真45)。

写真4●VRゴーグルがパッケージを兼ねている
写真4●VRゴーグルがパッケージを兼ねている
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写真5●IDOL 4本体を装着してVRコンテンツを楽しめる
写真5●IDOL 4本体を装着してVRコンテンツを楽しめる
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 VRゴーグルで楽しめるコンテンツとして、FacebookやYouTubeの360度動画や、全天球写真に対応。「あたかもその場にいるかのような臨場感をもって、没入感のある体験ができる」(ツァオ氏)と語った。ステージでは、ゲストの春香クリスティーンさんが実際にVRゴーグルを装着して実演した(写真6)。

写真6●タレントの春香クリスティーンさんがVRを楽しんだ
写真6●タレントの春香クリスティーンさんがVRを楽しんだ
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