米Google傘下のYouTubeは現地時間2016年10月11日、ブランド企業とYouTube動画クリエーターを結びつけるマーケティングプラットフォームの米FameBitを買収したと発表した。

 FameBitは、YouTubeや「Instagram」「Twitter」「Facebook」といったソーシャルメディア上で展開されるスポンサーシップやペイドプロモーションにおいて、ブランド企業とクリエーターが互いにパートナーを見つけるためのインフルエンサー・マーケティング・プラットフォームを手がけている。

 Googleは、これまで築いてきたブランド企業との関係とYouTubeクリエーターとの関係に、FameBitの技術および専門知識を組み合わせることにより、ブランデッドコンテンツの配信機会をいっそう高め、オンラインビデオのコミュニティーにより多くの収入をもたらすことができるとしている。

 Googleのプロダクト管理担当バイスプレジデントであるAriel Bardin氏は、「FameBitのマーケットプレイスを通じて、あらゆる規模のクリエーターは直接ブランドとつながり、マルチ・ チャンネル・ネットワーク(MCN)や広告代理店は優れた技術ソリューションを利用してクリエーターとブランドの有益なマッチングを見つけられるようにしたい」と述べている。

 Googleによると、この1年間で上位100社の広告主がYouTubeに投じたビデオ広告費は50%増加しているという。

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