スカパーJSATホールディングス(スカパーJSAT HD)は2016年10月5日、スカパー・ブロードキャスティング(SPBC)が東経124・128度CSを使って行う衛星一般放送業務の事業を、スカパー・エンターテイメント(SPET)が吸収分割の形で12月1日付で承継すると発表した。

 スカパーJSAT HDは、グループ内における衛星放送事業者をSPETに一本化することにより業務を効率化するとともに、グループ内の放送事業の基盤を強化して一層の事業拡大を目指す。同社は同日、SPETが2018年より実用放送の開始が予定されている東経110度CS(左旋円偏波)を用いた4K放送における衛星基幹放送業務の認定を申請することも発表している。

 一方、SPBCは今後、2K(HDTV)番組制作に加えて、これまで培ってきたスポーツや音楽ライブなどの4K番組制作の実績を生かし、制作および制作技術業務の拡大を目指す。さらにデジタルコンテンツ事業への取り組みなど、新たな事業領域への展開を進める。

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